アーノルド・キアリ症候群の国際デー

Published by ICSEB at 2021年9月28日 9月28日は、アーノルド・キアリ症候群の国際デーです。様々な健康問題を引き起こすこの病気を、より多くの方に知ってもらえるよう当研究所でも取り組んでおります。 残念ながら、当研究所へ治療を受けに来られる多くの患者さんから、正しい診断を得るために長い時間がかかり、医療従事者や家族といった周りからの理解を得るのに苦労していらっしゃると伺っております。 そのため、この国際デーという機会に今一度、この病気で苦しんでいる患者さん、そしてご家族全ての方に、当研究所からのサポートを示したいと思います。当研究所のロヨ医師と医療チームによる40年以上にわたる研究から得たアーノルド・キアリ症候群に関する情報を、今後も多くの患者さんに提供していきたいと思います。 以下のリンクでは、アーノルドキアリ症候群の種類、そしてアーノルド・キアリI型症候群に関する症状と治療法についてご紹介しております。 https://institutchiaribcn.com/arnold-chiari/ 2007年以来、当研究所ではアーノルド・キアリ症候群およびその他の原因不明といわれる病気の診断・治療・経過観察に携わってきました。上記疾患は終糸病といわれる病気から引き起こされるもので、治療によってその進行を止め、症状の改善が期待されます。 間違った情報・診断名は患者さんの健康に深刻な影響を与えることから、本日9月28日の国際デーを通して、正しい診断・治療の重要性について強調したいと思います。
終糸システム適用®での終糸切断手術の術後について

Published by ICSEB at 2021年7月22日 当研究所所長のロヨ=サルバドール医師は、1993年に低侵襲の最新治療、終糸切断手術の適用を始めました。現在まで、キアリ奇形I型、特発性脊髄空洞症、特発性脊柱側弯症および他の関連する病気と診断された患者1850名が終糸システム適用®で終糸切断手術を受けられました。 当研究所の医療チームから術前に全ての患者さんに対して、手術は病気の原因を取り除き、病気の進行つまり悪化を防ぐための治療であり、病気がもたらした神経系の損傷、またそれによる症状、機能不全などを治癒するわけではないことをお伝えしています。 ほとんどの患者さんは術後直後に何らかの症状の改善や消失が見られ、ある患者さんは数ヶ月または数年経ってから症状の変化が見られる場合があります。術後のリハビリや理学療法についても同じことが言え、多くの患者さんはリハビリ後に機能レベルで段階的な改善が見られ、早い人は最初の数ヶ月からすでに変化を観察できる場合があります。 一方で、術前のように症状が悪化し続けることはなく安定はしているものの、術後直後の段階では症状や病状に変化を感じられない患者さんもいらっしゃるのも事実です。術後直後から症状の改善が見られた他の患者さんと比べてしまい、恐怖を煽ってしまうのではないかという懸念から、当研究所ではここで改めて言及したいことがあります。 まず、他の患者さんが同じような症状を持っていたとしても、患者さんそれぞれの臨床像は異なるため、他の患者さんと比較することはできません。唯一患者さんの術前術後の経過が正しいかどうかを判断できるのは専門家であり、術前術後の症状と画像の比較により評価することができます。 また、症状の原因となる損傷には可逆性と不可逆性と呼ばれる2種類の損傷があります。終糸切断手術によって、異常終糸が引き起こしていた全神経系への牽引を取り除くことができ、中・長期的に見て、可能な限り回復する可能性を導きます。しかし、不可逆的損傷があると神経系は再生することができないため、術後の回復度合いは制限されます。 同様に、ある一部の患者は術後に症状が改善、または消失したものの、その後、外傷、事故、ストレス、薬物療法、女性の月経周期の変化、あるいは肉体労働によって術前の症状が再び現れることが、当研究所の医師によって確認されています。それが起こった場合には、以前の術後の状態に戻るまで一定期間かかりますが、一般的には上記不調が解消されると症状も改善していきます。 最後に、ある症例では、終糸病以外の病気も抱えていて、その病気の症状が終糸病と共通している場合、終糸切断手術後、どの症状が終糸病から発症し、どの症状が終糸病以外から来ているものなのかの判断が難しいため、症状が悪化する場合には、終糸病以外に抱えている病気の治療を受ける必要性が出てきます。その場合には、その病気の専門家に診てもらい、患者さんそれぞれに合った治療法を検討する必要があります。 結論として、当研究所医療チームの専門化された経験から、術後の回復がゆっくりな場合や、終糸病の影響をより受けている患者さんに対しても、異常終糸によって引き起こされた過度の牽引力を排除することは、患者さんの健康状態を改善するために最も効果的な治療法だということが言えます。 終糸システム適用®での終糸切断手術は、一般的に患者さんの生活の質を向上し、症状の改善、ほとんどの症例で非常に満足のいく機能回復を確認しています。さらに、外科治療自体は病気の損傷を治すための治療法ではありませんが、終糸病の影響を強く受けた患者さんの場合でも、長期的に見て良好な術後経過が期待できます。
祝サン・ジョルディの日

Published by ICSEB at 2021年4月23日 4月23日は「サン・ジョルディの日」です。毎年この日になるとカタルーニャ地方では男性が女性にバラを、女性が男性に本を贈ります。 バルセロナキアリ奇形&脊髄空洞症&脊柱側弯症研究所チーム一同、この素晴らしい日をみなさんと一緒に共有したいと思います。 素敵なサンジョルディの日をお過ごしください。 @collage_missshhht
<祝>ロヨ先生70歳

Published by ICSEB at 2020年12月5日 2020年は、多くの人にとってほかの年とは全く違う年になりましたが、当研究所の創設者であり所長でもあるロヨ先生にとっても特別な一年となりました。 2020年、ロヨ先生にとっては70歳を迎える節目の年であり、また、長年の研究によって発見した「終糸病」に関する研究論文を発表した記念すべき年でもあります。 当研究所スタッフ一同、ロヨ先生のこれまでの功績に心から敬意と感謝の意を表します。 ロヨ先生、お誕生日おめでとうございます。 Homenaje en el 70º cumpleaños del Dr. Miguel B. Royo Salvador from Institut Chiari de Barcelona on Vimeo. Link: https://vimeo.com/485405612
2020年7月1日:診療再開

Published by ICSEB at 2020年6月5日 当研究所は、2020年7月1日より診療を再開いたします。 診療再開に伴って、患者さんおよび研究所スタッフの安全を保証するため、新しい衛生管理基準に従って診療を行っていきます。 現在、診察・治療を控えている患者さんには当研究所から改めてご連絡させていただきますので、しばらくお待ちください。 当研究所スタッフ一同、皆様にお会いできる日を楽しみにしております。 バルセロナキアリ研究所スタッフ一同
BMC Neurology誌に当研究医療チームの論文が掲載

Published by ICSEB at 2020年5月15日 ロヨ医師率いる当研究医療チームの執筆した研究論文「終糸病と神経頭蓋脊柱症候群:定義、臨床像、画像的特徴」が国際ジャーナルBMC Neurologyに掲載されました。 The Filum disease and the Neuro-Cranio-Vertebral Syndrome: definition, clinical picture and imaging features. (終糸病と神経頭蓋脊柱症候群:定義、臨床像、画像的特徴) BMC Neurology 2020 20:175 終糸病と神経頭蓋脊柱症候群という新しい病気の詳細については、こちらのリンクからご覧ください。 https://rdcu.be/b36Pi 当研究所にとって、国際ジャーナルに終糸病と神経頭蓋脊柱症候群の名が掲載されることは非常に重要な一歩であり、ロヨ医師率いる医療チームの30年以上の研究・治療の成果でもあります。 終糸病については、1993年に発表された博士論文「脊髄空洞症の病因学への貢献」の中で言及されており、脊椎と神経系間の非同期の成長および異常終糸によって重要な力学的衝突が生まれることが述べられています。終糸病におけるこの衝突が、現在まで原因不明といわれていたアーノルド・キアリI型症候群、特発性脊髄空洞症、特発性脊柱側弯症、扁平頭蓋底、頭蓋底陥入症、歯突起後屈、脳幹のよじれ、線維筋痛症、慢性疲労症候群、脳血管疾患、椎間板の突出や椎間板ヘルニア、椎間関節症候群、バーストラップ病、夜尿症、神経心理学的異常、ホルモン異常などとして現れ、神経頭蓋脊柱症候群も同様に、エーラス・ダンロス症候群や他疾患に関与しています。 現在までに得られた研究結果は、様々な医学論文、講演会、スペイン国外での会議を通して発表されており、また、新しい診断法、治療法は終糸システム®という治療計画としてまとめられ、現在までに1700名以上の患者さんに治療を行ってきました。 当研究所では日々終糸病についての理解を深め、おそらく全人類、哺乳類に属する全ての動物に対して終糸病の影響が及んでいる可能性があることがわかっていますが、そのほとんどが病気であることに気づいていません。 今回このように国際ジャーナルを通じて研究結果を共有することができ、当研究所チーム一同、大変嬉しく思っております。これをきっかけに、より多くの患者さんに終糸病と神経頭蓋脊柱症候群への理解を促すとともに、医学界に終糸病関連疾患に対する新しい診断・治療法を提供し、病気のメカニズムをより広く考察するための扉を開き、科学と患者さんの将来に貢献していきたいと考えています。 終糸病と神経頭蓋脊柱症候群、また、その診断法や治療法がまとめられた終糸システム®の詳細については、当研究所までお問い合わせください。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関するお知らせ重要なお知らせ

Published by ICSEB at 2020年3月30日 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大阻止のため、スペイン保健当局の指示に従いまして、バルセロナキアリ奇形&脊髄空洞症&脊柱側弯症研究所は3月31日(火)から警戒事態が解除されるまでの間、全ての診療業務を休診といたします。 なお、電子メールやスカイプでの医療相談は通常通り行っておりますので、引き続きご利用ください。 大変ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
尾骨脱臼/骨折に対する新しい治療法

Published by ICSEB at 2020年3月27日 2020年春号 バルセロナ健康マガジン2.0 ダウンロード
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関するお知らせ重要なお知らせ

Published by ICSEB at 2020年3月23日 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大阻止のため、スペイン保健当局の指示に従いまして、バルセロナキアリ奇形&脊髄空洞症&脊柱側弯症研究所(以下「当研究所」)は、当研究所での今後3週間の診療業務を休診といたします。 なお、お電話、電子メール、スカイプでの医療相談は通常通り行っておりますので、引き続きご利用ください。 大変ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。 電話でのお問い合わせ受付時間は、月曜日から木曜日の9:00-14:00(日本時間:17:00-22:00)です。
終糸病と新型コロナウイルス感染症(COVID-19)にはどんな関係がありますか。

Published by ICSEB at 2020年3月17日 この質問に答えるには、以下の項目を考慮する必要があります。 新型コロナウイルス感染症は、最近になって野生動物からヒトへ感染したと見られており、発生から3ヶ月ほどしか経っていないため、分からないことがまだ多くあります。 現在までに(おそらく何万人もいると想定できますが)、新型コロナウイルス感染症を伴った終糸病患者は確認されていません。 新型コロナウイルス感染症の症状は、主に発熱、頭痛、咳で、重症化すると肺機能の悪化で呼吸不全をきたします。 新型コロナウイルス感染症はインフルエンザに似ており、多くの場合(80%)、軽症か無症状です。 上記項目を考慮すると、以下のことが推測されます。 新型コロナウイルスの感染過程および咳(バルサルバ手技)によって頭蓋内圧が上昇し、小脳扁桃下垂(アーノルド・キアリI型症候群/キアリ奇形)の症状である頭痛が悪化することがあります。 新型コロナウイルスの咳は、インフルエンザの咳と同様、つまり一般的にはわずかではあるものの、脊髄空洞症の症状を悪化させることがあります。 まれに、新型コロナウイルスによる肺機能への影響が、終糸病における脳幹の呼吸中枢への影響を増加させることがあります。また、重度の特発性脊柱側弯症による拘束性肺疾患を悪化させる可能性があります。 今後、終糸病と新型コロナウイルスの関連性に注視しながら、新型コロナウイルスが神経系や心臓などの他の器官に影響を与えるかを見ていく必要があります。 >一般的に、終糸病が新型コロナウイルスのリスクを増加させることはありません。