1993年10月20日から2016年11月まで、神経頭蓋脊柱症候群/終糸病によるアーノルド・キアリI型症候群(キアリ奇形I型)、特発性脊髄空洞症、特発性脊柱側弯症の患者さん1000名以上に対して、終糸システム(FILUM SYSTEM®)を適用し終糸切断手術を行ってきました。
軽度の合併症が見られた5例を除き、多くの症例で非常に良好な成績を収めています。
数年前から、終糸切断手術を受けた患者さんそれぞれに手術に対する感想や体験談などを書いていただきこちらに掲載しています。体験談を書かれた患者さんは、同じように病気で苦しんでいる人の助けになりたいという気持ちでお書きになっていらっしゃいますので、ぜひご一読ください。ご協力いただいた皆様には、この場を借りて厚く御礼申し上げます。
注: こちらに掲載している体験談は、患者さん個人の経験や感想であり、バルセロナキアリ研究所としての見解を示すものではございません。
バルセロナキアリ研究所による掲載 2013年10月17日
患者さんの同意のもとに掲載
手術日:2012年9月 イタリア人
バルセロナキアリ研究所による掲載 2012年11月22日
患者さんの同意のもとに掲載
手術日:2012年9月 ドイツ人
バルセロナキアリ研究所による掲載 2009年6月16日
患者さんの同意のもとに掲載
手術日:2009年6月 私たちはジュリアの保護者で、ロヨ先生や研究所のチームの皆さんには、当時まだ7歳だったジュリアがお世話になり大変感謝しています。 ジュリアの健康問題は2008年2月に始まりました。 軽度ではありましたが、ジュリアのX脚が気になったので整形外科の定期検診に4歳の時から連れて行っていました。最後の検診の時にジュリアを診てくれた先生が丹念に検査をしてくれたおかげで(他の先生は脚だけ検査して終わりでした)、背を曲げると左右の肩の高さが違うことがわかり、そこで特発性脊柱側弯症と診断され、その後に行ったX線検査でも側弯が確認されました。 その時から病気を治すためにいくつもの整形外科や接骨院を回り、理学療法士や指圧師のもとも訪ねました。 その後わかった脊柱側弯症の大きな問題は、この病気に効果的な治療法はなく、高度の側弯症になるとコルセットを装着することしか病気を治療できないということです。 2009年2月に撮った全脊柱X線検査の結果、不幸にも側弯症が悪化しているのがわかり、2009年3月16日にジュリアをロヨ先生のもとへ連れて行くことにしました。 終糸切断手術は勧められないとイタリアの医者全員に言われたので、手術に対して強い疑念はありましたが、私たちはジュリアに終糸切断手術を受けさせてみようと決めました。手術は2009年6月16日に無事に行われました。 それから一年後の2010年6月に、嬉しいことがわかりました。 それは、脊柱の進行が止まっただけではなく、1、2年前に撮った全脊柱X線検査と現在のものを比べると、明らかに側弯が改善されているということです。ロヨ先生の終糸切断手術がいかに効果的であるか、上のジュリアのX線検査を見れば一目瞭然だと思います。 娘を救ってくれたキアリ研究所のロヨ先生には感謝してもしきれません。私たち家族は前よりも幸せで、あの時ジュリアの手術を決めて本当によかったと思っています。また、常に私たちを助けてくれたキアリ研究所のジョイアさんにも感謝しています。そして最後にリタさん、近くで私たちを励まし、前に進む力を与えてくれて本当にありがとうございました。 いつでもご連絡ください。
バルセロナキアリ研究所による掲載 2008年5月16日
患者さんの同意のもとに掲載
手術日:2008年5月 みなさん、こんにちは!私の名前はホセフィナ・ロペスです。ある病院で小児科医として働いています。1999年に第5腰椎と第1仙椎の椎間板ヘルニアと診断され、その年の5月にすぐロヨ先生に手術をしてもらいました。ロヨ先生の手術のおかげで1ヶ月後には普通の生活ができるようになりました。 その後2008年3月に、両肩に激しい痛みを感じMRI検査をしたところ、第7胸椎と第8胸椎の椎間板ヘルニア、そして脊柱側弯症を患っていることがわかりました。この時1週間もしないうちにまたロヨ先生にコンタクトを取り、その後すぐに胸椎と終糸切断の手術を受けました。結果は素晴らしいもので、5月に手術を受けて7月には100%元の生活を送ることができました。もちろん運転も水泳も、すべて普通にできています。14歳から患っている脊柱側弯症も治り、今背骨は完全にまっすぐになっています。 患者のみなさん、ぜひバルセロナキアリ研究所のロヨ先生に連絡を取ってみてください。神経内科や脳神経外科の分野で他の医師ができないことをロヨ先生はやってしまう人です。 愛を込めて 連絡先: [email protected]
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