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アナリザ・カイッチ:キアリ奇形、脊髄空洞症、脊柱側弯症

Published by at 2012年10月8日


手術日:2011年12月

  イタリア人

私の名前はアナリザ・カイッチです。27歳です。イタリアのパドヴァ県に住んでいます。2011年12月20日にロヨ先生に手術をしてもらいました。

子供の頃は健康に恵まれ、バレエなどのスポーツをしていました。2004年4月に陸上競技のリレーでバトンを渡す時にけがをして以降、右腹部に電気が走るような痛み、針で刺されたような痛みが現れ、温冷感覚にも異常が出てきました。背中の痛みなどもありましたが、当初はあまり気にせず普通に生活していました。しかし痛みは腿や腿の付け根にまで広がり、咳を伴った風邪を引いた2007年3月以降、徐々に右手や右腕、脇の下に痛みが出るようになりました。それからは毎回咳やくしゃみなどをする度に痛み、電気が走るような激しい痛みやしびれは、首や右腕にまで広がり、それは階段の上り下りなどの小さな動きでも現れました。気温の変化で悪化する痛みや、私の病状について何も理解できていない医者のせいで、症状はストレスや精神的問題から来るものではないかと言われました。2007年9月、頸部-胸部のMRI検査の結果、第4頸髄-第8胸髄の脊髄空洞症キアリ奇形I型と診断されました。

パニック状態に陥りましたが、なんとかその後インターネットで自分の病気について調べ始めました。大変深刻な病気だということがわかり、これ以上病気について知りたくはありませんでしたが、とにかく前に進まなければと必死でした。

2011年7月以降、時折起こる右足のかかとの痛みのほかに、左手の指の感覚にも異常が見られました。2011年9月、偶然にも友人も私と同じ病気を患っていて、その友人はロヨ先生の終糸切断手術を受けていたことがわかりました。

その後何日も終糸切断手術のことや友人から聞いた手術の効果について考え、その手術がおそらく私の健康問題の解決策になりうること、そしてそのためにも早急に手術を受ける必要があることなどを考えていました。治療で行われる手術が体に負担のかかる手術だと聞いていたので、そもそも手術を受けようと考えたことはありませんでしたが、友人から終糸切断手術の話を聞いて、強く心に響き、自分の将来のためにも手術のことを真剣に考えるようになりました。バルセロナキアリ研究所に連絡を取り、ジョイアさんのおかげですぐに現在持っていたMRI検査画像や資料を送り、手術が可能かどうか見てもらいました。

12月18日の日曜日、新しい冒険に向けて出発しました。19日の月曜日、ロヨ先生の診察を受け、翌日の20日に体に負担の少ない低侵襲治療の終糸切断手術を受けました。手術の3時間後にはすでに歩くことができて、右腕と右腿の感覚、両腕の力、上腕二頭筋の反射が戻ってきて、口蓋垂もまっすぐになりました。それに、もう何年も前から感じられなかった心の平安をもう一度得ることができました。12月21日に退院許可が出てイタリアに帰国しました。その後10日間完全に体を休めることができ、人生で最高のクリスマスを過ごすことができました。

深刻な状況になってから手術を受ける人もいるでしょうが、私は日々悪化していくこの病気の進行を早急に止めるため、手術を受けることにしました。ただ実際は、私はもう何年も前から病気であることが普通のことになっていて、慢性的な痛みとともに生きていくすべを学んでいたことに気づきました。1月20日まで無理をしないで安静にしていましたが、2月1日の検診でスポーツをしてもいいと言われたので、またダンス指導を始めました。何事もなく日常生活を送ることができるようになりました。

現在すべてが変わり、何もかもが発見です。これ以上悪化することはありませんが、キアリ奇形が今でも存在していて、今後も気をつけなければいけないことは十分承知しています。それでも、現在生きているという実感があり本当に幸せです。

25年前からバレエを習っていて、バレエの指導はもちろん、音楽フィットネスや筋力トレーニングなどの指導も行っています。健康に影響を及ぼす可能性のあるスポーツについてはもうしていませんが、現在まで様々なスポーツに従事してきました。

この体験談が多くの人の役に立つことを願っています。絶えず情報を探し、私達自身が自らの医者になって自分の健康にとって何が大事なのか、終糸切断手術のような、一時間弱で終わり術後の経過が速い新しい技術の情報を自ら収集していくことはとても大切なことだと思います。

なるべく早くロヨ先生やバルセロナキアリ研究所とコンタクトを取ることをお勧めします。細心の配慮と素晴らしい対応をしてくださり、病気(奇病と言われていますが、そこまで奇妙ではありません)と向き合うため、そして人生を再開するための強さや落ち着きを取り戻してくれました。

私に第二の人生を与えてくれた唯一の存在であるロヨ先生、そしてキアリ研究所チームの方々、特にジョイアさんとフィアヨス先生には心から御礼申し上げます。

友の会AISACSISCOにも感謝の気持ちでいっぱいです。今でもアドバイスや情報交換を行ったりしています。

何か質問があれば、下記の電話番号かメールアドレス宛にご連絡ください。

アナリザ・カイッチ

電話番号:+393408202465

メールアドレス:[email protected]

2014年4月30日

終糸切断手術から2年が経ったアナリザさんですが、今回アナリザさんの運営するダンス、フィットネス等を行うスクールのホームページリンクを教えてくださいましたので、リンクを貼っておきます。元気に活躍されているアナリザさんの姿がご覧いただけるかと思います。共有してくださったアナリザさんには、この場を借りて御礼申し上げます。

www.annalisacaicci-danza.it


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