Published by ICSEB at 2018年5月8日
手術日:2018年1月11日
撮影日:2018年1月25日
6年前にアーノルド・キアリI型症候群と診断され4年前に大後頭孔減圧術を受けたマリア・ド=ソコッロさんの妹さんのシセラ・ドスサントスさんは、動画内でこれまでの経緯について話されています。大後頭孔減圧術後、マリアさんの病状は悪化し、痛みの度合いは増し、呼吸困難、手足の脱力感などが現れました。2017年8月から症状の悪化から、車いす生活を余儀なくされました。また、マリアさんは2017年の4月に声を失ったため※、こうして妹さんのシセラさんが動画内でマリアさんの代わりに体験談を語っていらっしゃいます。
シセラさんは、大後頭孔減圧術後にマリアさんがインターネットで病気について調べ始めたことで、当研究所の存在を知ったそうで、それはまるで「トンネルの先にある光」だったそうです。それからマリアさんとシセラさんはバルセロナで治療を受けるために準備を始めたそうです。
当研究所で治療を受けてから2週間後、シセラさんは手術の効果に大変喜んだそうで、「術後の回復は素晴らしいものでした」と語っていらっしゃいます。シセラさんは、終糸システム®適用での終糸切断手術は病気の進行を止めるための手術であって、その後の症状の回復は患者さんそれぞれであることを理解しているものの、マリアさんの術後の改善は明らかなものだったとコメントしています。
シセラさんが気づいたマリアさんの術後の変化は下肢の血行改善で、「術前は冷たかった足が、術後ベッドに横になっているマリアを起こそうと足を触ったら温かいことに気づきました」と術後直後の変化について述べられ、また、術前のマリアさんの足は内側に萎縮していたのが、手術から数日後には「片方の足は100%改善し、もう片方の足はまだなので、これから理学療法やリハビリが必要になってきますが、回復する可能性は十分にありそうです」と語っています。
さらに、シセラさんは終糸切断手術後、マリアさんの頭痛がなくなったと語り、「バルセロナへ来た甲斐がありました。とてもすてきな経験となり、マリアと同じ病気をかかえている人で、バルセロナで治療を受けたい人、受けられる人にはぜひともこの治療を受けてほしいです。手術は素晴らしく、先生のレベルも患者さん対応も申し分ありません。」
最後に、シセラさんとマリアさんは動画内で「バルセロナキアリ研究所には感謝の言葉しかありません。特にブラジル人担当のマルタさんには温かく迎えていただき、まるでブラジル国内にいるような感覚で治療を受けられ、大変感謝しています」と述べられ、「私は妹として、マリアは患者として、終糸切断手術について知りたい人がいたら、どこにでも伝えに行くつもりです」と語っていられます。
当研究所からのコメント:患者さんおよびご家族の方には動画体験談にご協力いただきまして、誠にありがとうございます。マリアさんの病気を克服しようとする懸命な姿は、私達スタッフに大きな力を与えてくださいました。
※最新情報:ご家族から、2018年3月24日にマリアさんが声を取り戻したとの連絡がありました。
連絡先: [email protected]
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