Published by ICSEB at 2015年11月10日
手術日:2010年7月
私の名前はマリア-ソル・プラド-ペレスです。49歳で、現在スペインのレオン県ポンフェラーダに住んでいます。約4年前にバルセロナキアリ奇形&脊髄空洞症&脊柱側弯症研究所のロヨ先生と医療チームに終糸切断手術をしてもらいました。
少しでもこの病気で苦しんでいる人の役に立てればと思い、ここで私の体験をお話したいと思います。
私は全くといいほど自覚症状がなかったので、一度も自分が病気であることに気づいたり疑ったりすることはありませんでした。それが2009年11月に交通事故に遭ったせいで検査を受け、A.慢性頸部痛B.首の凝りC.回転性めまいD.右上半身の感覚鈍麻と診断されました。鎮痛薬と筋弛緩薬を処方され、リハビリも受けることになりましたが、薬のせいで体調は悪化していきました。その結果、A.首の凝りB.頸部痛C.右腕、右手、首の付け根、右胸、背中(右側)の感覚鈍麻D.嚥下障害(固形物)E.右耳の違和感などの症状が現れました。
痛みは増し、それは体全体に広がっていきました。それからしばらくして病院で頭部と脊椎のMRI検査を受けることになり、その結果から私がアーノルド・キアリI型症候群と脊髄空洞症を患っていることがわかりました。
レオン県の病院では大後頭孔減圧術を提案され、私はその手術を受けることにしました。手術後は8日〜12日間の入院が必要と言われました。ただ、病院の手術スケジュールの関係で3ヶ月経っても手術が受けられなかったので、セカンドオピニオンを考えるようになりました。インターネットで検索してみると、私の病気の治療を専門とする医療機関、バルセロナキアリ奇形&脊髄空洞症&脊柱側弯症研究所のホームページを見つけました。早速研究所に電話をして、持っているすべての検査画像を送りました。アーノルド・キアリI型症候群と脊髄空洞症の診断名が確定され、この病気の適切な治療法は終糸切断手術という手術で、短い入院(手術の翌日には退院)で済むとても簡単な手術でした。手術日を予約して、その数日後手術を受けるためにバルセロナへ向かいました。
術後、その日と翌日にかけて症状はすべてなくなり、体調が改善されたのを実感しました。術後の検診で、ロヨ先生とフィアヨス先生は術後の回復度合いに大変驚いていました。
現在(手術から約4年)症状は改善され、ほとんど普通の生活を送ることができています。
私は終糸切断手術がアーノルド・キアリI型症候群と脊髄空洞症の治療で最も適切な治療だと考えています。簡単な手術で、しかも私の場合は手術直後に手術の効果が感じられました。入院期間も一晩と大変短く、私は終糸切断手術がこの病気で苦しんでいる人すべてにとって有益な手術だと思います。
最後になりましたが、ロヨ先生と医療チーム、そして研究所チームのみなさんの親身な対応、高いプロ意識、温かさに心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
マリア-ソル・プラド-ペレス
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