Published by ICSEB at 2016年2月19日
アントニオ・ビクトリア循環器専門医
撮影日:2015年11月20日
こうしてみなさんに向けて話せる機会が得られて、大変光栄です。ロヨ氏と知り合って長い月日が経ちますが、今でもこうして交流関係を続けられていることに感謝しています。
私ども医師は、ロヨ氏の終糸病と神経頭蓋脊柱症候群に関する研究に対してもっと興味・関心を示し、終糸病や神経頭蓋脊柱症候群の可能性も視野に入れて、患者さんの診療にあたらなければなりません。
この体験談は、ロヨ氏や研究所チームへの感謝の気持ちを表すものです。実は私もそうですが、妻も娘もバルセロナキアリ研究所で治療を受けています。妻(同じく医者です)は脊髄牽引症候群を患っていて、ロヨ氏の治療を受けた後、胸椎椎間板ヘルニアと幼少期からあった背骨の側弯は完全に矯正され、みるみるうちに体調が良くなっていきました。娘の場合は妻よりもっと複雑で、症状が多様だったために病気の特定が難しく、機能障害で22歳のまだ将来ある娘に辛い人生を送らせるところでした。私はその当時、娘がロヨ氏の研究している神経頭蓋脊柱症候群にかかっているのではないかと考え始め、ロヨ氏にすべてを託しました。のちに娘は終糸切断手術を受け、手術から8時間後には抱えていたすべての症状が消えていました。
私がここでお伝えしたいのは、私ども医師はこの終糸病や神経頭蓋脊柱症候群が全世界人口のおよそ20%もの人がかかる病気であること、また、アーノルド・キアリI型症候群、脊髄空洞症、脊柱側弯症の病気の原因が共通していることをしっかりと認識し、上記の病気の治療法として簡単かつ効果的な手術があることを、患者さんにお伝えしなくてはなりません。
ロヨ氏と研究所チームのみなさんには、医師として、また夫、父として、妻と娘にはもちろん、多くの患者さんに生きる希望を取り戻してくれたことに深く感謝申し上げます。
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