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バルセロナキアリ奇形&脊髄空洞症&脊柱側弯症研究所

当研究所で治療を受けたスウェーデンの患者さんが新聞に取り上げられました。

アーノルド・キアリI型症候群(キアリ奇形I型)、終糸病、神経頭蓋脊柱症候群と診断されたスウェーデン人のレベッカ・ハムリン(Rebecca Hamrin)さんのインタビュー記事が、今年8月のスウェーデン紙「Örnsköldsviks Allehanda」に掲載され、インタビューの中で、当研究所の治療に至るまでの経緯について語っていらっしゃいます。
レベッカさんは現在51歳で、2017年6月に当研究所で終糸切断手術を受けられました。術前の2016年12月に製紙工場で働いていた時に気を失い、救急車で運ばれ、数日間の検査入院をしたところ、アーノルド・キアリI型症候群との診断を受けました。
その後、症状が急激に悪化したため、スウェーデンの医師からは大後頭孔減圧術を勧められましたが、レベッカさんは減圧術の合併症の高いリスクを知り、インターネットで病気の他の治療法について調べ始めました。
「私の健康問題を解決できる治療法が、バルセロナキアリ研究所にありました」とレベッカさんは当時を振り返り、当研究所での治療1週間前に平衡感覚、視覚、聴覚の異常、嚥下障害、呼吸困難などが発症し、「手術前日、目をつぶったらこのまま死んでしまうのではないかと怖くなり、眠りにつくことができませんでした」と述べています。
術後、レベッカさんはすぐに「何かが変わった」と感じ、「頭部が前より動かせるようになった」そうです。また、ここ5年間は心理学的サポートと理学療法を受け、文を読む力をつけるために図書館で大きな文字の児童書を借り、また、手先を鍛えるために鉛筆で文字を書いたりアクセサリーを作ったり、さらにトレッキングのグループにも参加するようになったそうです。そして2020年末、時短勤務で前の仕事に復帰することができました。
レベッカさんの術後の経過は良好で、今年(2021年)に入って新しい仕事が見つかり、時折、軽い症状は出るものの普通の生活が送れ、「一生懸命努力して、やっとここまで辿り着くことができました」と述べています。
記事全文を読む場合は、こちらから(スウェーデン語)。: https://www.allehanda.se/artikel/operationen-i-barcelona-raddade-rebeccas-liv-hade-svart-att-bade-ata-och-andas-1